超絶技巧編曲プロジェクト「PIANOIA!」お披露目イベントを開催

2020年2月5日

超絶技巧編曲プロジェクト「PIANOIA!」お披露目イベントを開催

2020年1月24日（金）に、メディア・関係各社を対象として、ピアノ練習曲超絶技巧編曲プロジェクト「PIANOIA!」のお披露目イベントを開催しました。イベント当日は約40名の方にご参加いただき、「PIANOIA!」のオリジナル楽曲の生演奏やトークショーなどをお楽しみいただきました。

超絶技巧編曲プロジェクト「PIANOIA!」とは？

「PIANOIA!」は、ピアノを習った多くの人が演奏したことのある、ブルグミュラー等の練習曲を超絶技巧に編曲し、プロのピアニストが演奏するコンサートの場に蘇らせるというプロジェクトです。2019年末にリリースし、大日本印刷（以下、DNPと記載）が提供する楽譜配信・活用サービス「MuseCloud」およびGVIDO MUSICが提供する2画面電子ペーパー端末「GVIDO」より全世界配信を開始しました。

＜ブランドストーリー＞

当日のスライド資料より

今回のお披露目イベントでは、「PIANOIA!」未発表曲を含むオリジナル楽曲を演奏したほか、DNP、GVIDO MUSIC、当社の3社によるトークセッションの場を設け、「PIANOIA!」の構想やクラシック音楽の未来についての議論を展開いたしました。

「PIANOIA!」の名前の由来は？

「PIANOIA!」の名前の由来は、

・ピアノ

・ギリシャ語で、「先見」を意味する「プロノイア」

・英語で、「妄想」を意味する「パラノイア」

を掛け合わせた造語。

クラシック音楽を新しい切り口でアレンジし、今までクラシックを聴く機会がなかった方にも「面白い！」と思われる曲を提供すること（プロノイア）、また幅広く好まれる曲でありながら、プロのピアニストにも弾きごたえがあるほど、異様にテクニカルなこだわりがある（パラノイア）、そんな曲をイメージした名前です。

当日演奏いただいた、ピアニスト片桐由里亜さんからも、「1曲の中に様々なテクニックが盛り込まれていて、弾きごたえがある」とのこと。

過去演奏いただいたアーティストからも、「２～３分と短い楽曲も多く、クラシック音楽にそれほど詳しくない人でもなじみがある曲なので、アンコールピースとして弾きたい」という声をいただいています。

左：ピアニスト　片桐由里亜さん

「PIANOIA!」立ち上げの思い

朝♪クラ～Asa-Kura～のミッションはクラシック音楽をより多くの方に広めること。「PIANOIA!」はそのミッションを実現するための一つのプロジェクトとして立ち上げられました。

「PIANOIA!」の楽譜配信でご協力いただいたGVIDO MUSICは、世界唯一の2画面電子ペーパー端末「GVIDO」およびGVIDOで閲覧できる楽譜を全世界から購入できるGVIDO Score Storeなどで展開されています。ある在京オーケストラでの全面導入、ブルーノートでの導入実績、海外の著名ピアニストが愛用するなど、全世界で利用が広がっています。

またDNPも、印刷業を生業としながらもデジタル化の流れに着目し、電子媒体での楽譜配信サービスを開始されました。配信にあたっては、PDFではなく、次世代の電子楽譜データフォーマットのスタンダードとなりつつある「MusicXML」を採用し、当該フォーマットを活用可能な「MuseCloud」アプリの提供やさらなる楽譜のデジタル化を推進されています。

※MusicXML…「Finale」「Sibelius」など異なる楽譜作成ソフトで互換性のあるデータフォーマット。