朝クラ
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クラシック音楽にも「フェス」がある!日本のクラシック音楽祭【春夏篇】

クラシック音楽というと、コンサートホールでかしこまって聴くもの…だけではありません!年間を通じて全国各地で「クラシック音楽祭」が開催され、期間中は音楽がホールの外に出て、エリアコンサート、野外コンサートと様々な場所でコンサートを楽しむことができます。世界中の若手音楽家が来日して学ぶ「教育音楽祭」の側面を持ったフェスティバルもあり、クラシック音楽を楽しむ人の裾野を広げるだけでなく、音楽家育成の貴重な機会にもなっています。

今回は、そんな日本のクラシック音楽祭をシーズンごとにシリーズで紹介します。

 

※情報は2019年8月時点

 

【春】

 

1月~3月までに開催される音楽祭

 

倉敷音楽祭

https://arsk.jp/m-fes/

毎年3月に開催される、市民に根ざした音楽祭。クラシック音楽だけでなく、ジャズ、和太鼓、人形浄瑠璃などジャンルも様々。プロアーティストのほか、市民アーティストも参加し、ホールや倉敷の街並みで様々な公演が開催されます。

 

 

東京・春・音楽祭(東京のオペラの森)

http://www.tokyo-harusai.com/

毎年3月~4月の1か月間にかけて開催される音楽祭。東京・上野の東京文化会館を中心とし、上野公園周辺に位置する美術館や、東京藝術大学構内のホールなどでコンサートが開催されます。

来年度は、東京2020大会の公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」の共催プログラムとして、2020年6月に「東京・春・音楽祭特別公演 ベルリン・フィル in Tokyo 2020」が開催されます。グスターボ・ドゥダメルを指揮に、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団を迎え、都内で野外コンサートが予定されています!

▼【速報】東京2020 NIPPONフェスティバル 東京・春・音楽祭特別公演 ベルリン・フィル in Tokyo 2020 開催決定!

http://www.tokyo-harusai.com/news/news_6441.html

 

 

4月~6月に開催される音楽祭

 

ラ・フォル・ジュルネTOKYO

https://www.lfj.jp/lfj_2019/

「ラ・フォル・ジュルネ」は、フランス・ナントで生まれた音楽祭。毎回、作曲家や特定のジャンルなどコンセプトが設定されます。そのユニークな音楽祭が人気を呼び、ヨーロッパ各地に拡大、2005年から東京で開催されています。世界各国のトップアーティストのほか、今を時めく若手アーティストが数多く出演し、2019年も3日間で約200公演が開催されました。東京国際フォーラムの複数のコンサートホールで有料公演が行われるほか、丸ノ内・銀座・京橋の広場や商業施設などのさまざまなエリアで無料コンサートが終日開催されています。赤ちゃんと参加できるコンサートも多く、なかなかコンサートに行けないという方も、普段クラシックを聴かない方も誰でも楽しめる音楽祭です。

 

 

いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭

https://www.gargan.jp/

ゴールデンウィーク期間に金沢で開催される音楽祭。クラシックのトッププロアーティストによる演奏のほか、伝統芸能・石川県にゆかりのあるアーティストの演奏、市民参加型のプログラムなど、約2,000人のアーティストが参加して開催される金沢の一大音楽祭。2007年~2016年にわたって開催されたラ・フォル・ジュルネ金沢開催を前身としていて、その精神を引き継ぐように、従来のクラシックファン以外の方もクラシック音楽を楽しめるような親しみやすいプログラムが展開されています。有料公演も500円~3,000円と手ごろな値段に設定されていて、そのほか周辺各地で各回30分程度のエリアコンサートが終日開催されています。

 

 

宮崎国際音楽祭

http://www.mmfes.jp/2019/

9日間の教育プログラム「ミュージック・アカデミーinみやざき」および約3週間にわたるコンサートプログラムによって展開される音楽祭。辻井伸行、三浦文彰などトップアーティストが出演するメイン公演のほか、トークを交えた「Oh! Myクラシック」、「500円コンサート」など親しみやすいプログラムを展開。恒例となった最終日のオペラの演目にも毎年注目が集まっています。

 

 

近江の春 びわ湖クラシック音楽祭

https://festival.biwako-hall.or.jp/2019/

2018年から、びわ湖ホールの芸術監督である沼尻氏が始めた音楽祭。ゴールデンウィークのはじめに開催され、びわ湖ホール・びわ湖ホールメインロビーのほか、周辺の湖畔広場や遊覧船で行われる湖上コンサートなど、琵琶湖の春を味わいながら楽しめるコンサートが開催されます。

 

 

 

【夏】

 

7月~8月に開催される音楽祭

 

パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)

https://www.pmf.or.jp/

1990年、レナード・バーンスタインがロンドン交響楽団とともに創設した国際教育音楽祭。世界から若手音楽家が集まる「PMFアカデミー」を中心プログラムとし、アカデミー生や札幌交響楽団等プロアーティストによるコンサートが7月の1か月間にわたって開催されます。創設者であるバーンスタインは、晩年を音楽家の育成に尽力したといわれ、当音楽祭創設の数か月後に肺がんで亡くなった彼の最後の「作品」といわれています。7月の中旬には、毎年「レナード・バーンスタイン・メモリアル・コンサート」として札幌芸術の森にて「ピクニックコンサート」が開催されます。野外ステージの前でピクニックシートを広げて楽しむコンサートは至福の時です。

 

 

霧島国際音楽祭

http://www.kirishima-imf.jp/

7月中旬~8月上旬にかけて開催される教育音楽祭。霧島国際音楽祭のために設立されたホール「みやまコンセール」で開催されるメイン・コンサートのほか、市内各地で無料~1,000円程度のコンサートが多数開催されます。一対一で行われるマスタークラスは、受講生のほか一般市民も講習会の様子を見学することができます。

 

 

草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

http://kusa2.jp/

草津温泉で開催される夏の教育音楽祭。1980年に第1回が開催された日本で最も歴史ある教育音楽祭であり、2019年で第40回目を迎えます。会場となる草津国際スキー場・天狗山レストハウス周辺と、草津音楽の森国際コンサートホールでは、連日開催されるコンサートのほか、受講生の公開マスタークラスを見学することができます。

 

 

軽井沢国際音楽祭

http://kimf.net/index.html

夏の避暑地として国際的に人気を集める軽井沢で、2002年より開催されてきた音楽祭。2日間の音楽祭前半は、NHK交響楽団による室内楽コンサート、後半は、音楽祭のゲストアーティスト・首都圏のアマチュアアーティストが集結する「フェスティバルオーケストラ」によるコンサートが開催されます。

 

 

以上、日本のクラシック音楽祭【春夏篇】をお届けしました。

国内旅行の際、お近くの音楽祭を訪問してみるのはいかがでしょうか?

次回は【秋冬篇】をお伝えします!お楽しみに。

 

文・早坂遊羽